エンジニアがプラスアルファのスキルを習得した方がいいのは、それによって自分の市場価値を高め、活躍の場を見出すことができるからです。
たとえば、フロントエンドエンジニアに求められるスキルは、HTML5やCSS3、JavaScriptなどに関するものですが、それに加えてUI/UX設計に関する知識があれば、企業に一層の利益をもたらす可能性が生まれるため、企業にとって必要な人材になれます。また、CMSベースのWebサイトを作るケースも多いので、CMS構築の知識やスキルがあることも有利です。その他にも、SEOやサーバーサイド言語、マネジメントなどに関する知識を身につけておけば、活躍の場がさらに広がります。
ネットワークエンジニアには、DNSやアプリケーションサーバ、WWWサーバに関する知識やスキルの求められますが、企業の多くがクラウドを導入する傾向にあるため、クラウド構築のスキルを習得するなら、仕事の幅を広げることができます。
どの職種にも共通して必要なプラスアルファのスキルは、コミュニケーションスキルです。コミュニケーションスキルがある人は、相手の立場に立って考えることができるので、顧客の信頼を得やすいです。課題を見つけるために上手に質問することができるほか、自分の考えをわかりやすく説明し、相手の考えを正確に把握することもできます。コミュニケーションスキルが身についていれば業務をよりスムーズに行うことができ、会社からも有用な人材として評価され、活躍の場を与えられるでしょう。