エンジニアは、メンタル面で問題を抱えやすい職種の1つです。辛くても頑張らなければならない、常駐先で働く場合タイムリーに相談できない、新たな業務に適応できない、プロジェクトの進捗が遅れている、予算がオーバーしてしまった等、ストレスになる状況が多々あります。
休みの日でもシステムのトラブル修復のために呼び出されるといったことも、オンとオフの区切りをつけにくく、精神的な負担になります。昔のような年功序列ではなく実力主義になっていることも、ストレスの原因になります。先のキャリアプランが立てにくく、将来のことが不安になってしまうためです。
在宅で仕事をするフリーランスエンジニアの場合、生活のリズムが乱れる、他の人との交流が減る、日中の活動量が減るなど原因でメンタルに影響が出ることがあります。こうした状況が続くとうつ病などの精神的な病気になりやすく、仕事に対する意欲がなくなったり、仕事がつらくなったりします。また、仕事を続けられなくなり、退職を余儀なくされるかもしれません。そのため、フリーランスエンジニアがメンタルヘルスに注意を払うのは非常に大切です。
自分ではうつ病だと自覚していなくても、食欲がなくなった、眠れない、眠り過ぎるということが続く場合注意が必要です。また、疲れやすく体がだるい、便秘や下痢、胃の調子が悪い、めまいがするといったことも、メンタルの不調と関係していることがあります。気分がふさぐことは誰にでもありますが、憂鬱な状態が2週間以上続くなら、医療機関での診療を受けることが望ましいでしょう。